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★ 心構えの大切さ ★
学校の成績が良い人や成績が上昇している人には、共通の特徴があります。
それは、勉強を楽しんでいるということです。
楽しいから、長時間 勉強できる → 知識や応用力が身につく → 成績が上がる → 結果が実感できて楽しい → 長時間 勉強できる!
と、好循環のスパイラルが発生します。 |
一方、学校の成績が良くない人や成績が下がっている人にも、共通の特徴があります。
それは、勉強に無関心であるということです。
興味がないから、勉強をしない → 知識や応用力がみにつかない → 成績が下がる → 楽しくない → 勉強しない
と、悪循環のスパイラルが発生します。 |
このように、同じことをするにも、ワクワクしながら前向きに行った人と、イヤイヤながら行った人がいた場合、両者には大きな差が生じることは、私達の体験から明らかですね。
となると、子供の成績を上げるためには、心の状況が「無関心」から「楽しむ心」になればOKということになります。
「分かっているけど、それができれば苦労はない」と親御様は思われるかもしれません。
しかし、対処法は色々あります。ここでは、その中から「EQを向上させる方法」をご紹介します。
★ EQについて ★
EQ(情動知能)とは、心のIQ(知能指数)とも呼ばれ、ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
EQの高い人は、積極的に感情をコントロールし、対人関係や自分の行動に生かす人だと言われています。
具体的には:
- 自分の周りからの刺激に対し、自分の気持ちを自覚・制御できる人
- 自分の周りからの刺激に対し、他人の気持ちを推察して、それに対応できる人
EQを最初に提唱したピーター・サロベイ教授とジョン・メイヤー教授は、ビジネス社会での成功要因を心理学を使って分析し、「成功した人はほぼ間違いなく、対人関係能力に優れている」と結論づけました。
2008年9月29日号の『プレジデント』では、「EQ比較 年収2000万 VS 500万」という特集をしています。社会人の場合、自分の感情を良い方向へ向けることができると、経済力が高まるようです。
そう聞かされると、やはり学生のときから、EQを鍛えておきたいものです。
より詳しくEQについて勉強したい方に:
当塾にも同じ本がございますので、借りたい方は塾長まで。
・ 『心の知能指数』 著:ダニエル・ゴールドマン
世界にEQを広めたゴールマンの著書です。 事例も紹介され、
分かりやすく書かれています。
・ 『EQその潜在力の伸ばし方』 著:内山喜雄(筑波大学名誉教授・心理学者))
行動心理学とEQとの関係も書かれており、面白い内容となっています。
・ 『EQテスト』 著:大村政男(日本大学名誉教授)
この本に掲載されているテストでは、共感性、自己認知力、自己統制力、
粘り強さ、柔軟性、楽観性を調べることができます。
ここで、いきなり、質問です!
何かで悩んでいる子供がいたとしましょう。次のうち、どちらが本当の優しさでしょうか?
選択@ |
すぐ、大人が考えた解決方法を子どもに伝える。 |
選択A |
子供に「なぜ悩んでいるのか」を聞いてみて、悩んでいる原因を明らかにし、その解決方法を子供と一緒に考える。 |
創心義塾では、本当の優しさは、後者だと考えています。
なぜでしょう。消去法で考えれば、選択@の場合、子供は「答えは大人から教えてもらえるものだ」と考えて受身になってしまうからです。子供が成長し、競争激化の社会に出た時に、物事を解決する方法を知っておかないと、地図も通信機器も何も持たずにジャングルで迷子になっているようなものです。このようにならないため、自分から積極的に悩みを解決する姿勢を子供の頃から養っておく必要があるのです。
「努力した人は全員成功するとは限りませんが、成功した人は必ず努力をしています。」
つまり、人生で直面するであろう幾つもの壁を乗り越える力や、精神的ダメージを受けた時に悩みを解決する力は、人生で成功するために必要不可欠な能力です。
創心義塾では、授業を通じて、「自分に関する悩みを解決するための方法(プロセス)」も教えます。
ちなみに、記憶する時にプラスの感情を持つと記憶力が向上すると、脳科学の研究で発表されています。喜怒哀楽の感情を生み出す「扁桃体」から、一時的な記憶の保管場所である「海馬」に強い働きかけがあると、覚えたいことがその印象とともに脳に記憶されるそうです。
私達の経験からもうなづけますよね。とても楽しかった思い出は、比較的詳細に記憶されています。
学習しながら、「つまらない」「やりたくない」といったマイナスの情動を「そうなんだ(驚き)」「達成したぞ」といったプラスの情動に変えて学習すると、記憶力の定着率が向上します。
創心義塾では、子供の「心」を育てることで、「プラスの感情」を引き出し、「脳を活性化」させ、「記憶力を高める」という理解のもと、授業カリキュラムを組んでいます。
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